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立会人とは何か

立会人とは、ある事柄に関して不正がなかったか、
記録はきちんとなされたかを見届ける者であり証人となる者のことでもあります。


スポーツの試合や将棋の対局などの審判も広義ではこれにあたります。
また、当事者の諸手続きを見届ける者もこれにあたります。

 

法律上では証人という言葉が使われていることもありますが、
証人もまた立会人と解釈して問題ないでしょう。

 

相続に関係する立会人の最たる者は遺言の際の証人です。

 

自筆証書遺言には立会人は一切必要ありませんが、
その他の遺言方式を利用する場合は立会人が必要となります。

 

また、どんな遺言方式で遺言をするかによって
立会人にどんな立場の者が何人必要か変わってきます。

 

例えば船旅の途中に船が難破の憂き目にあい沈没間近という場合は
その船の船長や事務員が立会人になることで救急の遺言をすることが可能です。

 

伝染病施設では遺言の際に警察が証人となることが法で定められていますし、
判断能力が低下している者が遺言をする際は医師の立会が必要とされています。

 

ですが、こういった遺言方式は特殊なものです。
世間一般的にはあまり馴染みのないものでしょう。

 

遺言方式として馴染みがあるものといえば証人の一切必要のない自筆証書遺言と、
後は公証役場でなされる公正証書遺言や秘密証書遺言になるでしょう。

 

公正証書遺言と秘密証書遺言にも立ち会いを行う者は必要です。

 

公正証書遺言の場合、公証人と証人二人の立ち会いが必要となります。
秘密証書遺言の場合は遺言を封印する際に証人二人の立ち会いが必要です。

 

ほとんどの遺言方式において立ち会いをする者は必要であると法律には定められており、
唯一不要とされているのが自筆証書遺言です。

 

立会人は絶対的に必要で人数を欠いてはいけません。

また、遺言方式ごとに証人の欠格事由も細かく、かつ厳しく定められています。

 

遺言書が不正に作成されていないかを厳しい要件に当てはまった証人が見届けるのです。

 

また、証人立ち会いのもとで遺言書が作成されたことを踏まえた上で、
遺言方式によっては検認という確認も行われることになります。

 

相続を原因とした所有権移転登記の際には遺言書自体が添付情報となりますが、
その遺言書の作成にどんな証人が立ち会ったかは登記の際には重要ではありません。

 

登記の証拠となる遺言書の内容自体が重要なのです。

 

立会人と呼ばれる証人の存在は登記の前段階である遺言書作成の時にこそ重要であり
意味のあることと言えるでしょう。

関連する用語

公正証書遺言

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