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昭和23年式戸籍とは何か

戦争を境に、戸籍も大きに変化を遂げており、昭和23年式戸籍では
戦前に採用されていた「家」単位での記載から、
「家族(夫婦・子供)」単位の記載へと戸籍が変化しました。

 

明治時代に制定された「家制度」が、法改正によって廃止されたことを受け
それまで決められていたその家の長である 「戸主」という身分もなくなり
昭和23年式戸籍には戸主という欄はなくなりました。

 

昭和23年式戸籍から「夫婦・子供」を基本単位とする戸籍になったことで
一つの戸籍に入る人物は夫婦から子供までとなりました。

 

それまで、同じ戸籍に記載されていた、祖父母や兄弟または姉妹、叔父・叔母、
甥・姪、孫などの、三世代以上とは別の戸籍となりました。

 

これまで記載されていた「戸主」は「戸籍筆頭者」となり、
それと同時に華族・士族・平民・新平民などの身分を記載する身分事項も廃止されました。

 

戦前の戸籍である大正4年式戸籍では、戸主が死亡した場合には
戸籍を新しく編製し直していました。
しかし、昭和23年式戸籍からは戸籍筆頭者が死亡した場合でも新しく
編製し直すことはなくなり、その戸籍の筆頭者が死亡しても戸籍はそのままとなりました。

 

昭和23年というと、戦後間もない時期でもあり国も経済状況も混乱期の真っただ中でした。

 

そんな中、昭和23年式戸籍は改正され、また戦後の大改正でもあったため
戸籍簿の改製が行われるまでに、10年程の年月があり、また改製し終わったのは
昭和32年から昭和40年の8年間にかけてとされています。

 

大混乱期での改製であり、現代のようにデータ処理技術も発達していない
時期でもあったため、それまでの戸籍を一斉に全部作り替えることはできませんでした。

 

そうしたことを受け「従前の戸籍については、新法施行から10年経過して
改製されるまでは新法戸籍とみなす」という措置を取りました。

 

これにより、昭和23年の戸籍から10年がたった昭和32年より、
順次全戸籍について新しい様式へと作り替えていきましたが、
その際新しい戸籍が作られたことを示すため、以前の戸籍である大正4年式戸籍には、
「昭和23年式戸籍法務省令第27号により
       昭和〇年〇月〇〇日新たに戸籍を編製した為本戸籍削除」
という文面が記載され、欄外には「改製原戸籍」と表示されました。


この戸籍に伴って行われた処理では、それまで一つの戸籍に入っていた兄弟関係や叔父叔母、
兄弟の配偶者などは、昭和33年に行われた一次改製で除籍されました。

 

また、昭和23年の法改正の後に生まれた子供については、新しい編製基準下となるため、
新たに戸籍を編成し直さなくてはなりませんでした。

関連する用語

改製原戸籍

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