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数次相続とは何か

被相続人が亡くなった場合は遺産分割協議を行って、
誰がどれだけの遺産を引き継ぐかと言うことを決める必要があります。

 

遺産分割協議は必ず行わなければいけないことではなく、
相続人が共同で遺産を持っていても構わないのでしたら、分割協議を行う必要はありません。

 

ただし多くの場合においては将来的なトラブルを避ける為にも、
遺産の持分を明確にするために遺産分割協議は行われます。

 

その遺産分割協議が成立する前に相続人の内の誰かが亡くなってしまうことも稀にあります。
その場合は亡くなった相続人の地位をその相続人の法定相続人が引き継ぐことになります。
これを数次相続と言います。

 

数次相続の分かり易い例で言いますと、
父親が亡くなった場合は配偶者である母親と子供たちが法定相続人となります。

 

そして遺産分割協議の成立前に母親が亡くなってしまいますと、
母親の相続人としての権利を、母親の法定相続人である子供たちが引き継ぐことになります。

 

もし母親よりも先に子供が亡くなってしまいますと数次相続は多少複雑になってしまいます。

 

父親が亡くなった後に二人兄弟の内の長男が亡くなり、
その長男には配偶者と子供が二人いた場合は、まず父親の遺産を配偶者が二分の一引継ぎ、
残り四分の一ずつを長男と次男で引き継ぐことになります。

 

しかし遺産分割協議が成立する前に長男が亡くなってしまいましたので、
長男が父親の遺産を相続する権利を長男の法定相続人である配偶者と
子供二人が引き継ぎます。

 

長男は父親の遺産の四分の一を引き継ぐ権利がありましたので、
長男の配偶者は父親の遺産の八分の一を相続して、
子供たち二人はそれぞれ十六分の一ずつを引き継ぐことになります。

 

もちろん父親の遺産とは別に長男の遺産も法定相続分通りに引き継ぐ権利があります。

 

数次相続と似ている相続に代襲相続があります。
代襲相続は父親より先に長男が亡くなり、その長男に配偶者と子供がいる場合には、
父親が亡くなった際の相続権を長男の子供たちが引き継ぐことを言います。

 

数次相続との違いは、長男の配偶者に対しては
長男の父親の遺産を相続する権利が与えられないことです。

 

長男の子供たちは長男と父親両方の遺産を相続することが出来ますが、
数字相続とは異なり長男の配偶者が法定相続人には含まれませんので、
子の法定相続分は増えることになります。

関連する用語

代襲相続

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