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持分全部移転とは何か

持分全部移転とは、自分の所有する持分を全て移転することを意味します。

 

分かりやすいように具体的な例を挙げましょう。

 

Aが一戸建ての所有権二分の一を所有していたとします。
もう一人の所有者はBとCでそれぞれ四分の一ずつ共有しています。
ある日、BはAに対し自分の持分四分の一を譲渡しました。
Aの持分は最初から持っていた二分の一とBから譲ってもらった四分の一になります。

 

これが「持分全部移転」です。

 

この場合、BはAに対して、自分の四分の一のうち、
八分の一だけを譲渡することも可能です。
これは、「持分一部移転」と呼ばれます。

 

日本の法律上、自己の持分をどれくらいの割合で譲渡するかは全くの自由です。
そのため、極端な例ですが、1億分の1だけを譲渡することも可能です。

 

「持分全部移転」という言葉を使う場合は必ず、他に共有者がいる場合です。

 

所有権の全てを一人で所持していた場合は、
「持分全部移転」ではなく「所有権移転」です。

 

実はこの所有権も、どの程度の割合で譲渡するかは全くの自由です。
そのため、所有権の一部だけを譲渡することも可能です。
この場合は、「所有権一部移転」といいます。

 

所有権の全部を譲渡したときは「所有権全部移転」ではなく
単に「所有権移転」と呼びます。

 

共有者がいて、その共有者が全員共同でその不動産を売却した場合は
なんと呼ばれるでしょうか?
具体的には、夫と妻が二分の一ずつ共有していた家を売却した場合がこれにあたります。

 

正解は、「共有者全員持分全部移転」です。
夫の持分だけを売却した場合は「夫持分全部移転」です。

 

少しややこしいですが、一度覚えてしまえば割と簡単に理解できると思います。

関連する用語

持分一部移転

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