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現物分割とは何か

現物分割とは、その物を二人ないしは数人で分ける方法のことです。

 

日本では一つの物を分けなければならない場合において幾つかの方法があり、
どのように分けるかは基本的に本人達の話し合い次第です。

 

例えば一台の車を三人で分ける場合に
一人が車を得て、残りの二人に金銭を渡すこともできますし、
三人で均等に車を切って分けることもできます。

 

また、ハンドル部分を一人が得て、座席を一人が得て、
残りの部分を一人が得てもいいわけです。

 

ですが、分け方自体は自由でも、
この場合は車自体が使い物にならなくなってしまうでしょう。

 

現物分割はまさにこの方法で、車やピアノなどの一つしかない物を数人で分ける場合は
あまり使われない方法です。

 

こういった場合は誰か一人がピアノや車を手に入れて残りの者に金銭を渡すという
分割方法が使われる場合が多いです。

 

ですが、その物が分割可能な場合は現物を分ける方法である
現物分割の方法が選択されることがあります。

 

現物分割は形のあるものでかつ分割可能な物の場合に使われる手段です。
ですが、意外にも分割が難しそうな「家」をいう物を分ける際も
使われることがあるのです。

 

それはなぜかと言いますと、家や土地は登記によって持分を設定できますので、
のこぎりで家を切る必要なく分割することが可能だからです。

 

一番良い例が相続のケースでしょう。
相続は相続財産を分けなければならないという面と、相続人は多くの場合に
数人いるという面から分割の必要性が生じることが多いです。

 

亡Aが一戸建てを残し、息子のBとCが相続した場合、
息子二人の相続割合はそれぞれ二分の一ですから、一戸建ての所有権を
それぞれ二分の一ずつ所有するための相続登記をすることになります。

 

実際に家を半分に切るわけではないですが、これも一種の現物分割です。

 

登記のできるものに関しては実際に切ったりできなくてもこの方法を選択可能です。

 

ただ、相続によって現物分割し所有をそれぞれ半分としなくても、
遺産分割協議で片方が家を相続し、もう片方が家半分の価格を払ってもらうという
金銭での分割も選択可能です。

 

現物を分けるか、それとも片方が物を得て、
もう片方が金銭を得るかは当事者たちの選択次第ですね。

 

なお、分割方法を裁判所に任せた場合は当人たちの意見を聞いて
それぞれの財産を適切な方法で分割する形になります。

関連する用語

代償分割

換価分割

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